28歳、会社員です。元妻は2歳年上で、子供はいませんでした。
私の単身赴任が決まった頃から、妻の機嫌が悪くなり、離婚の話が初めて出ました。
結婚して2年目に、私が不妊であることが判明し、子供を諦めることになりましたが、それでも妻はわずかな可能性にかけて不妊治療を始めていました。そんな中、私の単身赴任が決まったことで、妻の期待にとどめを刺してしまったようです。
妻はどうしても子供が欲しかったようですが、私は既に諦めており、その感情のすれ違いが離婚の原因になったのだと思います。
単身赴任を断ると仕事上の立場が悪くなるため、「離婚するなら今しかないのかな」と考えていた矢先、妻から「離婚したい」と切り出されました。
妻が子供を望んでいた以上、早いうちに新しいパートナーを見つける方が良いだろうと思い、私は反対しませんでした。
離婚の原因は私の不妊であり、現在、元妻に慰謝料を支払っています。元妻には何の非もなく、こんな形での離婚になってしまったことを申し訳なく思っています。
子供がいない状態で元妻を家に残して単身赴任を選んでしまったことを、今でも反省しています。いつもは気丈な妻が「私の気持ちを考えたことある?」と泣きながら離婚を望んだ瞬間が、今でも鮮明に頭に残っています。
理解のある妻だったので、「本当に離婚しなくても良いのでは?」と何度か話し合いをしましたが、最終的には回避できませんでした。もし単身赴任を断っていたらどうなっていただろうと、今でも考えます。
離婚後もたまに連絡を取り合っていますが、私自身、不妊治療に疲れてしまい、今でもそれがなければ元妻とやり直したいと思っています。しかし、子供が持てないという現実は変えられないので、仕方がないと自分に言い聞かせています。
元妻は現在婚活をしているようですが、私が未練を抱えていることを察しているようです。
綺麗に離婚できたとは思っていますが、こんなにも未練が残るとは思いませんでした。