52歳で、同年代の妻と結婚して20年以上経ったときの話です。
仕事でミスが続き、転職を繰り返しても同じようにミスを起こすことが続きました。会社からも家族からも信頼を失い、途方に暮れていたある日、妻から離婚を切り出されました。
「俺は仕事でミスをして落ち込んでいるんだぞ!俺が何をしたって言うんだ!」と反論しましたが、妻は私が趣味の車やゴルフ、釣りに散々お金を費やし、定職に就かないことが限界だったと言います。
私は解決に向けて仕事でミスを減らそうと注意を払い、趣味でお金を使うのを避けました。しかし、趣味にお金を使えないストレスからさらに仕事でのミスが増え、ついには職場から破損した商品の損害賠償請求を受けることになりました。
離婚話が始まってから約2年ほど、状況はどんどん悪化し、最終的には妻と離婚することになりました。
自分の責任で妻に悲しい思いをさせていると思い、必死に改善しようと努力しましたが、頑張れば頑張るほど反比例して状況が悪化するのを感じ、自分でも嫌気がさしました。
愛する妻にこれ以上嫌われたくない、離婚だけは避けたいという思いで自分の悪い部分を変えようとしましたが、その期間があればもっと早くに離婚していた方が、妻も自分自身も傷つかずに済んだのではないかと思います。
今でも、妻との離婚話になったとき、なぜ妻の冷め切った気持ちにすぐに気づき、早く別れを決断しなかったのかと強い後悔が残っています。
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