コラム

離婚で財産分与はどうなる?妻の貯金も対象?知らないと損するお金の現実

「妻の貯金って、離婚したらどうなるんだ?」

離婚を意識したとき、多くの男性が不安になるのがお金の問題です。

・自分の給料から貯めたお金は?
・妻名義の口座は対象になる?
・専業主婦でも半分渡すの?
・隠し口座があったらどうなる?

感情の問題以上に、
財産分与は現実的で重いテーマです。

この記事では、

  • 離婚時の財産分与の基本ルール

  • 妻の貯金は分与対象になるのか

  • 専業主婦の場合の考え方

  • 独身時代の貯金の扱い

  • 隠し財産が発覚した場合

  • 不利にならないための具体策

を、感情と法律の両面から解説します。


まず知るべき|財産分与の基本ルール

離婚時の財産分与とは、

婚姻期間中に夫婦が協力して築いた財産を公平に分ける制度です。

ポイントはここです。

👉 「名義」ではなく「実質」

つまり、

  • 夫名義の口座

  • 妻名義の口座

  • 共有名義の預金

すべてが対象になり得ます。


妻の貯金は財産分与の対象になる?

結論から言うと、

婚姻期間中に形成された貯金であれば、妻名義でも対象になります。

たとえば、

・共働きで妻が貯めた貯金
・夫の給料から妻が管理していた口座
・生活費の余りを積み立てていたお金

これらは「共有財産」と見なされる可能性が高いです。


専業主婦でも半分になるの?

よくある誤解があります。

「俺が稼いだ金だから俺のもの」

しかし法律上は違います。

専業主婦は、

・家事
・育児
・家庭管理

で家庭を支えています。

そのため、

収入が夫だけでも、原則は2分の1ずつです。

ここで怒りを感じる男性も多いでしょう。

しかし裁判実務では、
ほぼ折半が基本です。


独身時代の貯金はどうなる?

これは重要です。

結婚前にそれぞれが持っていた貯金は、

👉 特有財産

と呼ばれ、原則として財産分与の対象外です。

ただし、

  • 結婚後に同じ口座で管理していた

  • 生活費と混ざって区別できない

場合は、共有財産と判断されることもあります。

証明できるかどうかが鍵です。


妻が内緒で貯めていた貯金は?

よくあるケースです。

「知らない口座があった」

もし婚姻期間中の収入から形成されたものであれば、
それも共有財産に含まれます。

ただし、隠していた証拠を集めるのは容易ではありません。

感情的に問い詰めるのではなく、
冷静な証拠確認が必要です。


財産分与の対象になるもの一覧

✔ 預貯金
✔ 不動産
✔ 退職金(将来分も含む場合あり)
✔ 保険解約返戻金
✔ 株式・投資信託
✔ 自動車

逆に対象外になりやすいのは、

✖ 結婚前の資産
✖ 相続・贈与で得た財産


退職金はどうなる?

見落としがちですが、退職金も対象になる場合があります。

特に、

  • すでに退職済み

  • 近い将来退職予定

の場合は分与対象になる可能性大。

「まだもらっていないから関係ない」は通用しません。


財産分与で揉める原因

多いのは、

・感情的対立
・隠し財産疑惑
・評価額の違い
・住宅ローン問題

お金は感情を増幅させます。

冷静さを失うと不利になります。


不利にならないための5つの行動

① 通帳・証券口座の整理

過去の入出金履歴を確認。


② 結婚前資産の証拠確保

残高証明、通帳コピー。


③ 勝手に引き出さない

一方的な引き出しは不利になる可能性。


④ 感情的に責めない

証拠は静かに集める。


⑤ 必要なら弁護士相談

早めの相談が結果を左右します。


妻の貯金を全部渡さなくてはいけないのか?

基本は折半ですが、

  • 収入格差

  • 貢献度

  • 婚姻期間

などで調整される場合もあります。

ただし大幅な差が出るケースは稀です。


離婚前にやってはいけないこと

✖ 財産隠し
✖ 名義変更
✖ 急な大金引き出し
✖ 感情的対立

これらは裁判で不利に働く可能性があります。


まとめ|離婚財産分与で妻の貯金はどうなる?

結論はシンプルです。

  • 婚姻期間中の貯金は原則折半

  • 名義は関係ない

  • 独身時代の貯金は対象外

  • 証拠管理が重要

怒りや悔しさは当然あります。

しかし、

財産分与は“感情”ではなく“ルール”で決まります。

冷静に、戦略的に動くこと。

それがあなたを守ります。

>>妻が離婚を決意した時の行動と対処法|実例付きで夫婦関係を修復する方法

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