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妻から離婚したいと言われた…慰謝料はいくら?請求される?払わない方法はあるのか

突然、妻からこう言われた。

「離婚したい。」

さらに続けて、

「慰謝料のことも考えている。」

その瞬間、頭の中はパニックになるはずです。

・不倫なんてしていないのに?
・慰謝料っていくら?
・財産分与とは別?
・養育費も払うのにさらに慰謝料?
・拒否できるのか?

この記事では、

✔ 妻から離婚したいと言われた場合の慰謝料の相場
✔ 請求されるケース・されないケース
✔ モラハラ・不倫・性格の不一致の違い
✔ 払わなくていいケース
✔ 減額できる可能性
✔ 離婚回避との関係

を網羅しながらわかりやすく解説します。


まず知るべきこと:慰謝料=必ず払うものではない

多くの男性が誤解しています。

離婚=慰謝料が発生するわけではありません。

慰謝料とは、

「精神的苦痛に対する損害賠償」

です。

つまり、あなたに明確な有責行為(責任)がある場合にのみ発生します。


慰謝料が発生する主なケース

① 不倫・浮気(不貞行為)

最も典型的なケースです。

肉体関係がある不貞行為が認められれば、慰謝料請求はほぼ成立します。

相場:100万円〜300万円
悪質性が高い場合はそれ以上になることも。


② DV(家庭内暴力)

・身体的暴力
・物を投げる
・威圧的行為

これも有責となります。


③ モラハラ(精神的暴力)

近年増えているのがモラハラ。

・人格否定
・怒鳴る
・無視
・経済的支配

証拠(録音・LINE・日記など)があれば慰謝料対象になる可能性があります。


慰謝料が発生しにくいケース

性格の不一致

価値観の違い
会話不足
すれ違い

これは基本的に慰謝料対象になりません。


妻側が離婚を望んでいるだけの場合

あなたが不倫もDVもしていない。

単に「気持ちが冷めた」「もう無理」と言われただけ。

この場合、原則として慰謝料は発生しません。


慰謝料と財産分与は別

ここを混同する方が多いです。

財産分与

結婚生活で築いた共有財産を分けること。

預貯金、家、車、退職金など。

原則2分の1。


慰謝料

精神的苦痛への賠償。

全く別物です。

「財産分与で多めに渡すから慰謝料なし」という交渉は可能ですが、法的には別概念です。


妻から高額な慰謝料を請求されたら?

まず冷静になること。

感情的に

「そんな金払えるか!」

と怒鳴るのは逆効果。

請求額=確定額ではありません。


慰謝料減額のポイント

・婚姻期間
・子供の有無
・不倫期間の長さ
・反省の態度
・夫婦関係の破綻時期

すでに夫婦関係が破綻していた場合、減額される可能性があります。


そもそも離婚に応じなければ慰謝料は?

協議離婚の場合、双方合意が必要です。

あなたが離婚を拒否すれば、すぐには成立しません。

ただし、妻が調停・裁判に進めば話は別。

有責配偶者でなければ、離婚自体を拒否できるケースもあります。


「離婚したい」と言われた時点での本当の問題

多くの男性が慰謝料ばかりに目がいきます。

しかし本質は、

なぜそこまで追い詰められたのか。

慰謝料問題は結果論。

夫婦関係の崩壊が原因です。


妻の心理

妻が離婚したいと言う背景には、

・長年の不満
・孤独感
・愛情の冷却
・限界

があります。

慰謝料という言葉は、

「本気だ」という意思表示の場合もあります。


離婚回避と慰謝料の関係

有責行為がないなら、

まずは冷静な話し合い。

・謝罪
・改善策提示
・カウンセリング提案

感情を受け止めることが重要です。


子供がいる場合の慰謝料

子供がいると、

慰謝料+養育費+財産分与

が絡みます。

養育費は子供の権利であり、慰謝料とは別です。

混同しないこと。


慰謝料を払わないとどうなる?

合意しなければ裁判へ。

しかし証拠がなければ認められません。

感情論ではなく、証拠主義です。


本当に払うべきケース

不倫をした。
DVをした。
モラハラがあった。

その場合は誠実に対応すべきです。

逃げると余計に悪化します。


今あなたが取るべき行動

① 感情的にならない
② 証拠状況を確認
③ 収入・財産整理
④ 必要なら弁護士相談
⑤ 妻の本音を聞く

慰謝料の不安でパニックになるのではなく、冷静な準備が大切です。


まとめ

妻から離婚したいと言われた。

さらに慰謝料の話が出た。

恐怖を感じるのは当然です。

しかし、

・不倫やDVがなければ必ずしも発生しない
・財産分与とは別
・減額の可能性あり
・交渉次第で変わる

という事実を知るだけでも冷静になれます。

大切なのは、

感情に流されず、状況を正確に把握すること。

そして、まだ修復の余地があるなら行動することです。

>>妻が離婚を決意した時の行動と対処法|実例付きで夫婦関係を修復する方法

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