ある日突然、内容証明郵便や弁護士名義の通知書が届き、「慰謝料を請求する」と書かれていたら、多くの男性は強い不安や恐怖を感じます。
・本当に支払わなければならないのか
・いくら払うのが妥当なのか
・無視したらどうなるのか
・裁判や調停になるのか
本記事では、慰謝料請求された場合の対応を、法律・実務・心理面の観点からわかりやすく解説します。
1. 慰謝料請求とは何か?まず確認すべき基本
慰謝料請求とは、精神的苦痛に対する損害賠償請求のことです。主に以下のケースで発生します。
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不貞行為(不倫・浮気)
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DV・モラハラ
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悪意の遺棄
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婚姻関係の破綻原因となる行為
法的根拠
慰謝料は民法709条(不法行為)に基づく損害賠償請求です。
つまり、違法性・故意過失・損害・因果関係が必要になります。
👉 重要なのは「請求された=必ず払う」ではないという点です。
2. 慰謝料請求された場合の初動対応【絶対にやるべきこと】
① 無視しない
内容証明郵便を無視すると、相手側が「誠意がない」と判断し、訴訟・調停へ移行する可能性があります。
② 事実関係を整理する
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不貞行為の証拠はあるのか?
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婚姻関係は既に破綻していなかったか?
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相手に落ち度はなかったか?
慰謝料の金額はケースバイケースです。
③ すぐに謝罪文を送らない
感情的に謝罪してしまうと、責任を全面的に認めた証拠になることがあります。
交渉は慎重に行う必要があります。
3. 慰謝料の相場はいくら?
不貞行為の慰謝料相場
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婚姻継続の場合:50万〜150万円
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離婚に至った場合:150万〜300万円
※長期間・悪質性・子供の有無で増減します。
DV・モラハラの場合
証拠の有無により大きく変動します。
4. 減額交渉は可能?交渉のポイント
慰謝料は「請求額=確定額」ではありません。
減額できる主な理由
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婚姻関係が既に破綻していた
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相手にも責任がある
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支払い能力が低い
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証拠が不十分
交渉の進め方
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感情的にならない
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書面でやり取りする
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口約束は避ける
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分割払いの提案も検討する
5. 弁護士に相談すべきケース
以下の場合は早急に弁護士相談が必要です。
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訴状が届いた
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調停申立書が届いた
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高額請求(300万円以上)
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証拠を大量に提示されている
弁護士に依頼すると、
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減額交渉
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和解交渉
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示談書作成
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裁判対応
まで一任できます。
6. 訴訟になった場合の流れ
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訴状が届く
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答弁書を提出
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口頭弁論
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和解交渉
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判決
多くは判決前に和解します。
7. 分割払い・示談のポイント
示談成立後は必ず**示談書(和解契約書)**を作成しましょう。
記載すべき内容:
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金額
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支払い期限
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分割条件
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遅延損害金
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清算条項
8. やってはいけないNG行動
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無視する
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感情的に反論する
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SNSで暴露する
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証拠隠滅
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勝手に録音・脅迫
状況を悪化させます。
9. 心理面の対処法(男性向けアドバイス)
突然の慰謝料請求は「人生が終わった」と感じやすいものです。
しかし多くのケースで、
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減額できる
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分割できる
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和解で解決する
現実的な出口はあります。
重要なのは「恐怖で動かないこと」です。
10. まとめ|慰謝料請求されたら冷静に戦略を立てる
慰謝料請求された場合の対応は、
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無視しない
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事実確認
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感情的に謝罪しない
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相場を知る
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必要なら弁護士相談
この順番が重要です。
請求は「終わり」ではなく、交渉のスタートです。